“温かいご近所さん・脱北民、ひとつを歌う” ミュージック＆トークコンサート 

民主平和統一諮問会議慶南地域会議(副議長チョン・ヨンノ)は、5月30日(木)午後5時、昌原大学・GAONホールで「温かいご近所さん・脱北民、ひとつを歌う」をテーマにミュージック＆トークコンサートを開催した。今回のイベントは、1月の国務会議で議長の大統領が強調した、脱北民を包み込む主体としての民主平統の役割を実践するために企画されたものだ。

第1部のミュージックコンサートでは、脱北民の悲しみと喜び、そして統一への願いが音楽で表現された。“統一”をテーマにした創作ミュージカル「あの日、私たちは」や「黄色い風」、「孤島」、「2023統一希望童謡祭」などの代表曲から計10曲が披露された。

第2部のトークコンサートでは、キム・ソンリョル統一教育院教育委員、イ・ドヒ＝“トヒTV”インフルエンサー、キム・スア国防部統一安保講師が脱北民パネルとして、イ・ギワン慶南統一教育センター事務局長、チョン・ハンボム国防大学教授、ファン・ギシク嶺南統一教育先導大学団長が専門家パネルとして参加した。

トークコンサートでは、△第1部のミュージックコンサートで披露された曲の歌詞とテーマに共感したという意見のほか、△北朝鮮離脱青少年や青年が韓国社会にスムーズに定着できるように関心を持つ必要がある、△北朝鮮離脱住民のほとんどが女性という状況の中で、女性の離脱住民が脱北の過程で経験する困難を多くの人に知ってもらいたい、△民主平統委員と北朝鮮離脱住民の間でメンター・メンティー関係を築く必要がある、などという意見が交わされた。

民主平統慶南地域会議は今後も、北朝鮮離脱住民が韓国社会で社会的義務を果たせるよう、北朝鮮離脱住民への理解を高め、スムーズなコミュニケーションを実現することを目指して、取り組みを続けていく考えだ。