民主平和統一諮問会議

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[国内]  機関紙「平和統一」 第217号 『事務局長挨拶』

  • メディアコミュニケーション課
  • 2025-07-01 ~ 2025-08-01

機関紙「平和統一」 第217号 『事務局長挨拶』 


平和統一の道に向けて、主権者である国民の参加を高めてまいります

パン・ヨンスン 民主平和統一諮問会議事務局長


皆様、こんにちは。第28代民主平和統一諮問会議事務局長のパン・ヨンスンです。40年以上にわたり民間で平和統一のために活動してきた私が、光栄にも国民主権政府の初代事務局長という重い任務を任されることになりました。民主平和統一諮問会議が歩んできた道を誠実に受け継ぎつつ、韓半島の平和と共存、繁栄と統一への道を新たに切り開くために最善を尽くしてまいります。


338,211人。過去44年間に民主平和統一諮問会議の諮問委員に委嘱された方々の数です。その間、338,211人の国民と在外同胞の方々が国内外のあらゆる場所で、国民が主体となる民主の道、平和の道、統一の道を切り開くことに尽力してこられました。深い感謝と敬意を表したいと思います。


道の見えない暗闇の中で道を切り拓き、今日の成果を成し遂げることができたのは、偉大な大韓民国国民の力あってこそです。民主平和統一諮問会議は、このような国民の方々が参加する国民中心の組織です。国民の世論と意見を集め、国民の共感と合意を得ながら、大統領に平和統一政策を提言し、諮問に応じる役割を担っています。これは、憲法第92条によって民主平和統一諮問会議に与えられた責務でもあります。


いま私たちは、敵対的関係へと悪化した南北関係を平和的に発展させていくという課題を負っています。偉大な国民と共に、平和と統一への新たな道を切り拓いていかなければなりません。国民主権政府は、敵対と対立を乗り越え、和解と協力によって平和共存と繁栄の韓半島を築くことを国政の基本方針の一つとしています。平和こそが経済であり、国民の生命と安全を守る道であると捉え、南北関係を平和的な関係に転換することに取り組んでいます。私たちの安全な暮らし、子どもたちの未来のために、必ず実現しなければならないことです。決して容易な道ではありません。忍耐をもって、一つひとつ取り組んでいかなければなりません。


そのためには、主権者である国民の皆様の力と知恵が必要です。「光の革命」の完成とは、韓半島における平和の実現、さらには平和統一であると考えています。国民の意見を幅広く取り入れ、国民の心を一つに束ねながら、持続可能な対北・統一政策の推進基盤を整えていかなければなりません。国民中心の組織である民主平和統一諮問会議が先頭に立って取り組むべきことです。私は事務局長として、韓半島の平和と統一、そして対北・統一政策に関する社会的な対話を積極的に支援し推進しながら、国民の共感と支持を高めることに最善を尽くしてまいります。お一人お一人の意見に耳を傾けながら、共に歩んでいける道を見つけてまいります。


平和統一のために活動する中で、多くの敵対や憎悪を目にしてきました。北朝鮮に対する敵対だけでなく、私たちの中でも違いをめぐって敵対と分裂が深刻化しています。平和は、違いを認め合い、尊重し合う態度と姿勢から始まります。南と北が互いを認め合い、大韓民国という共同体の中で自分と違う人を認め、理解しようとする努力が、平和的な関係への第一歩です。そのことからも、相手を認め尊重する和解と共存の平和統一教育、民主市民教育にも力を注いでいきたいと考えています。


いよいよ第21期民主平和統一諮問会議の活動が幕を閉じ、第22期が新たに発足します。主権者である国民の皆様が、各地域で、海外のあらゆる場所で、平和統一活動の中心に立てるよう、誠意を尽くして第22期の構成と発足を準備してまいります。国民と在外同胞の皆様には、平和統一の新たな地平を切り拓いていく民主平和統一諮問会議の活動に一層の関心を持ち、ぜひご参加いただきたいと思います。ありがとうございました。



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