「2024 グローバル統一対話」(国際学術会議)開催
- 番組企画課
- 2024.11.13
「2024 グローバル統一対話」(国際学術会議)開催
民主平和統一諮問会議(首席副議長キム・グァンヨン、事務局長テ・ヨンホ)は、11月11日(月)〜12日(火)、聯合ニュースと共同で、JWマリオット東大門スクエア・ソウルで“自由・平和・繁栄の統一韓国への挑戦と応戦”をテーマに「2024 グローバル統一対話」を開催した。
2日間にわたって行われた会議の1日目(11日)は非公開で、2日目(12日)は公開で行われた。
1日目(11日)の非公開会議では、△米大統領選挙以降の東アジアの情勢と韓半島政策の変化、△北朝鮮におけるZ世代の登場と北朝鮮の変化、△統一環境の変化と国民の統一意識、△2025年の北朝鮮情勢の展望、をテーマに専門家による踏み込んだ議論が行われた。
2日目(12日)の公開会議では、開会式を皮切りに、3つのセッションが行われた。
キム・グァンヨン民主平和統一諮問会議首席副議長は開会挨拶で、「国際情勢が地政学的な大転換期を迎えている中、統一は長くて暗いトンネルの中にとどまっている」と述べた上で、「北朝鮮が扉を閉ざしている今、国際社会との協力がこれまで以上に必要になっている」と強調し、今回の学術会議の趣旨を説明した。
(キム・グァンヨン民主平統首席副議長の開会挨拶)
共催者のファン・デイル聯合ニュース代表取締役社長は歓迎挨拶で、「アメリカの新政府がこれまでとは異なる韓半島政策を提示する可能性が高いだけに、これまで以上に準備を徹底する必要がある」とし、「聯合ニュースは、“国家基幹ニュース通信社”として、韓国の自由、平和、繁栄のために引き続き取り組んでいく」と述べた。
(ファン・デイル聯合ニュース代表取締役社長の歓迎挨拶)
テ・ヨンホ民主平和統一諮問会議事務局長は挨拶で、「金正恩政権は“敵対的な二国家論”の発表後、意思疎通と交流の窓口と道を閉ざしただけでなく、核とミサイルの高度化を進め、通常戦力を韓半島以外のウクライナで活用している」とし、「統一問題は、単なる南北問題を超えて、世界の平和と安定に直結する国際的な問題となっている」と指摘した。
(テ・ヨンホ民主平統事務局長の挨拶)
最後に、シン・ウォンシク安保室長は基調講演で、「韓国は、もはや韓米同盟の一方的な受益者ではない」とし、「地域と世界の安全保障と繁栄に貢献する能力を持つパートナーとして、核心的な利益を守っていく」と述べた。
(シン・ウォンシク安保室長の基調講演)
この日、開会式には、ギジェルモ・キルクパトリック駐韓スペイン大使、ユーリ・イェルヴィアホ駐韓フィンランド大使、イヴァン・ヤンチャレック駐韓チェコ大使、ヌーリヤ・ユソフ駐韓ブルネイ大使、ヤーニス・ベールジンシュ駐韓ラトビア大使、イェルン・バイサート駐韓ドイツ大使館副大使、實生泰介=駐韓日本大使館副大使、マリアーン・アダム駐韓スロバキア大使館副大使など、各国の大使や外交官、研究員、社会団体長が出席し、韓半島問題への強い関心を示した。
(開会式に出席した来賓との集合写真)
(韓半島の平和と繁栄を応援するメッセージが書かれた来場者名簿)
開会式に続いて行われた第1セッションでは、「国際情勢の変化と自由統一への挑戦と応戦」をテーマに、ブルース・ベネット氏(ランド研究所先任研究員)、チョン・ソンユン氏(統一研究院統一政策室長)が発表を行い、西野純也氏(慶應義塾大学現代韓国研究センター長)、チェ・ウソン氏(国立外交院教授)が討論者として参加した。
(左から、チョン・ソンユン、ブルース・ベネット、キム・ヒョヌク、西野純也、チェ・ウソン)
第2セッションでは、「情報アクセス権の拡大と北朝鮮の人権」をテーマに、パク・ソッキル氏(LiNK韓国支部代表)、イ・ギュチャン氏(統一研究院人権研究室長)が発表を行い、ルスラン・カッツ氏(駐韓カナダ大使館参事官)、リ・イルギュ氏(元駐キューバ北朝鮮大使館参事)、ジェームズ・ヒーナン氏(ソウル国連人権事務所所長)が討論を担当した。
(左から、イ・ギュチャン、パク・ソッキル、オ・ジュン、ルスラン・カッツ、リ・イルギュ、ジェームズ・ヒーナン)
第3セッションでは、「“8・15統一ドクトリン”と国際協力」をテーマに、メイソン・リッチー氏(韓国外国語大学教授)、パク・ウォンゴン氏(梨花女子大学教授)が発表を行い、トゥ・ジンホ氏(韓国国防研究院国際戦略研究室長)、パク・ビョングァン氏(国家安保戦略研究院首席研究委員)、ブライアン・マイヤーズ氏(東西大学教授)が討論を担当した。
(左から、パク・ウォンゴン、メイソン・リッチー、ホン・ヨンピョ、トゥ・ジンホ、パク・ビョングァン、ブライアン・マイヤーズ)
なお、今回の会議は、来場できなかった人のために、YouTubeでライブ配信が行われた。
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